Q&A

湯たんぽ湯たんぽに関するご質問

Q

トタン湯たんぽを使用していますが、本体表面に針でついたような穴が開きました。
これは何故ですか?また、代替品と交換してくれますか?

A 本体に穴があいた原因といたしましては、本体内部に錆が発生し、それが進行したためであると考えられます。
そのまま、ご使用になると熱湯が噴き出して火傷やケガを負う危険があります。 直ちにご使用をお止めください。
トタン湯たんぽは、鉄製ですので、錆びは材料の特性上どうしても発生してしまいます。
これは製造上の欠陥ではございませんので、代替品と交換することはできません。

Q

錆が発生するまでの期間を教えてください。

A

錆が発生するまでの期間は、水質やご使用の頻度、状況、保管の状態等様々な原因によって錆が発生するまでの期間は異なります。
錆の発生及びその進行は非常に複雑で、状況によっては、1シーズンご使用後に進行する場合もございます。
トタン湯たんぽは、亜鉛鉄板を使用しています。 亜鉛鉄板は鉄を保護するために表面に亜鉛をメッキしたものですが、単に鉄の表面を覆って保護するというものでなく、その化学反応を利用して保護しているものです。
簡単に説明しますと、今2種類の金属を電気が通る線に繋いで水中に入れると、水を通して化学反応が生じ弱い方の金属が分解を始めますが強い方の金属は影響されない性質があります。この原理を応用して、鉄よりも弱い亜鉛をメッキすることにより鉄が錆びるのを遅らせるようにしたものです。
したがって鉄と亜鉛が化学反応をおこし亜鉛が分解している間、鉄は錆びませんが、亜鉛が完全に分解してしまうと、保護するものが無くなった鉄は急激に錆びていきます。
思いのほか早く錆が発生することがございますが、錆びにつきましてはどうかご理解の程よろしくお願い申しあげます。

Q

トタン湯たんぽをコンロ、ヒーター、ストーブなどの熱源にかけて直接加熱していいですか?

A

直接加熱しないでください。口金(栓)をしたままコンロ、ヒーター、ストーブなどにかけて加熱すると沸騰に伴い内部の水・空気が膨張し、湯たんぽが破裂するおそれがあるので、湯たんぽはコンロ、ヒーター、ストーブなどで加熱せずに湯を湯たんぽに入れてご使用ください。

Q

トタン湯たんぽを使用していますが、中から「カラカラ」と音がするようになりました。これは何故ですか?

A

トタン湯たんぽの内部には、支柱を入れております。
通常、湯たんぽには熱湯を入れて栓をしますが、この時、内部は水及び空気が高温で膨張した状態となっております。その後、時間の経過とともに本体は冷えていきます。すると、高温によって膨張していた内部は元の状態に収縮します。密閉された状態で内部の容積が収縮すると、収縮した分だけ真空状態となり外部の圧力によってへこみが生じます。これを防止するために支柱を入れています。
その支柱は、上面と下面で挟んで動くことのないようにしておりますが、湯たんぽをご使用いただくうちに、本体とその支柱にわずかな隙間が生じ、それによって支柱が動き「カラカラ」と音がすることがあります。

Q

ポリ湯たんぽを使用後に本体が凹んでしまいましたが、異常ですか?

A

異常ではございません。お湯を満水に入れずにご使用になりますと本体は凹みます。
通常、湯たんぽには熱湯を入れ、栓をします。この時、内部は水及び空気が高温で膨張した状態となっております。その後、時間の経過とともに本体は冷えていきます。すると、高温によって膨張していた内部は元の状態に収縮します。
密閉された状態で内部の容積が収縮すると、収縮した分だけ真空状態となり外部の圧力によってへこみが生じます。お湯を満水に入れていただくと、ある程度は元に戻ります。
但し、この状態を繰り返し行うと力が加わるところが弱くなり、本体が割れる原因となりますので、弊社としましては、取扱説明書及び本体の口元に「湯を満杯に入れてください」と表示しお客様への注意を呼びかけさせていただいております。

Q

低温やけどについて教えてください。

A

低温やけどは、心地よく暖かく感じる程度の温度に長時間皮膚が接触していることにより発生するものであり、あまり熱く感じないためにやけどが起こってから気づくことが多いといわれています。また、この低温やけどは炎等に触れて生じる火傷と比べて皮膚の深いところに及ぶことが多くなります。
熱いものに接触している皮膚の温度とやけどになるまでの時間はおおよそ次のとおりです。
・44℃では3時間から4時間
・46℃では30分から1時間
・50℃では3分から4分
  (出典:山田幸生「製品と安全 第72号」低温やけどについて)

Q

低温やけど防止のために、メーカーとして何か対策をされていますか?

A

湯たんぽを含む他の暖房器具にも潜在的に低温やけどを発生する危険性があるものの、暖房器具であるという製品の特性からは確実に低温やけどの危険性を除去することは困難です。
また、就寝中等、湯たんぽに長時間皮膚が接触していても気づかないこともあるため、布団が暖まったら湯たんぽを布団から取り出すことを含めて、低温やけどの危険性及び注意事項にかかる情報提供を行っております。

バケツその他のご質問

Q

ブリキとトタンは、呼び方が違うだけ?

A

いいえ。
ブリキとは鉄にスズをメッキしたもので、缶詰のカンなどが代表的です。
トタン(亜鉛鉄板)は鉄に亜鉛をメッキしたもので、今は建物の空調配管(ダクト)などに多く用いられています。バケツも「ブリキのバケツ」とよく言われますが、これも亜鉛鉄板を用いているので正確には「トタンのバケツ」なのです。
弊社の製品は主にこのトタン(亜鉛鉄板)を使用しております。

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